こんにちは!
Ryotaと申します。
この記事では、ボクが「NSCA-CPT試験に一発で合格した勉強方法」をお伝えします。
NSCA-CPTの資格試験には、1回で46,000円(税込み)必要になるので、絶対に一発で合格したいですよね!
この記事が、これからNSCA-CPTを取得しようとしている方や、現在試験に向けて勉強中の方にとって、参考になれば嬉しいです♪
この記事をご覧いただいている方には不要だと思うので、「NSCA-CPT」がどういう資格なのか、という説明は省かせていただきます。
また、テキストの内容や試験問題はNSCAにより著作権で保護されているため、詳細な記述はしておりませんので、予めご了承ください。
受験当時のボクのスペック

最初に、受験当時のボクのスペックをご紹介します。
- 普段からジムでトレーニングしており、一般的なトレーニングのメニューは知っている
- 書籍やYouTubeの動画などでも、トレーニングの勉強をしている
- 週1回、1日4時間授業のパーソナルトレーナー養成学校に通って勉強し、NSCA-CPT取得講座に申し込んでいる
と、こんな感じでした。
上2つは珍しくないと思いますが、「パーソナルトレーナー養成学校のNSCA-CPT講座に申し込んでいる」というのは大きなアドバンテージでした(※パーソナルトレーナー養成学校については、以下の記事をご覧ください)。
勉強に使用したもの
公式テキスト・公式問題集

まずは、コレが無いと話になりません。
少しお高いですが、問題集も必須です。
問題集にはDVDが付属しており、実際の試験で出題されるビデオ問題の雰囲気もつかめます。
メルカリで販売されている問題集

どんな資格試験でも過去問を解くのは有効な勉強法ですが、NSCA-CPTには公式問題集以外の問題集や過去問がありません。
なので、このメルカリで販売されている問題集は、
「試験に出題される問題の雰囲気を掴む」
「知識を再確認する」
という意味で非常に有効でした。
いくつか販売されていますが、「表紙にイラストが描かれているモノ」をオススメします。
ただ当然ながら、コチラの問題集を完璧に解けたからと言って、確実に試験に受かるという訳ではありませんのでご注意を。
自作ノート

公式テキストは非常に分厚く、持ち運ぶのは大変です。
なので、問題集で間違えた部分や重要ポイントを自分なりにまとめたノートを作り、それを持ち歩いて、ジムに行く時の電車や信号待ちのスキマ時間を利用して勉強しました。
重要な部分や暗記したい部分をピンクのボールペンで書いて、そこを暗記シートで隠して勉強したのですが、コレは
冠状動脈性疾患の危険因子、トレーニングの休憩時間、ジムに設置する鏡の位置など、
数字に関する暗記モノとは、非常に相性が良かったです。
NSCA会員限定コンテンツの動画

実は、意外と知られていないのがこの会員限定コンテンツ動画。
NSCAのマイページの「コンテンツ」から、試験のビデオ問題に出題される可能性のあるトレーニングの動画を視聴できます。
ボクの場合は、「オリンピックリフティング」、「スピード&アジリティ」、「プライオメトリック」など、普段行わないトレーニングに関する動画はとても参考になりました。
パーソナルトレーナー養成学校のNSCA-CPT講座

試験受験当時、ボクはパーソナルトレーナー養成学校に通っており、そこで「NSCA-CPTの試験対策講座」というものに申し込んでおり、試験前に講師の方が作成した問題集を、マンツーマンで2回解きました。
上記の通りNSCA-CPTには過去問が無いので、問題を解く機会が多くありません。
なので当時のボクのように、
「どうしても資格を取って、パーソナルトレーナーになりたい!」
と思っている方には、パーソナルトレーナー養成学校に通って勉強する事をオススメします。
当然それなりにお金がかかりますが、最短で合格するには一番良い方法だと思います。
勉強のポイント
テキストを読み込む

当然ですが、試験は公式テキストから出題されます。
ボクはそれほど苦ではありませんでしたが、分厚いテキストをイチから読んでいくのは辛いと思います。
しかも、初っ端の第1章~第4章までは、筋系・心肺系・生体エネルギー機構・バイオメカニクス、と非常に読みづらい内容が続きます。
その上、この辺りは試験問題にはほどんど出題されません(今後出題される可能性もありますのでご注意を)。
各章の最後には例題と応用問題が収録されているので、 そちらを読んでから本文を読むというのもアリだと思います。
各PARTの勉強ポイント
では、気になる各PARTの勉強ポイントをお伝えします。
PART1 エクササイズサイエンス
第1章~第4章
重要な内容ですが、試験で出題されることはほとんどありません(全く出題されないという意味ではありません。ボクが受けた時は2~3問出題されていました)。
特にこの辺りは難しい内容で読みづらいので、ここで時間を取られるくらいなら、先に進んだ方が懸命です。
第5章~第6章
短期的・長期的適応はしっかりチェックしましょう。
オーバートレーニングやディトレーニングの項目も重要です。
第7章
各栄養素の項目はしっかりチェックしましょう。
第8章
目標の種類、正と負の強化および正と負の罰は非常に重要です。
PART2 初回面談と評価
第9章
クライアントとの面談、参加前の健康評価スクリーニングはしっかりチェックしましょう。
そして、冠状動脈疾患の危険因子は非常に重要なので、丸暗記しましょう。
第10章
信頼性と客観性は、その違いを抑えておきましょう。
そして、テストの順番は非常に重要なので、しっかり覚えましょう。
第11章
脈拍の測定方法、血圧測定、皮脂厚測定、各テストがどんな項目を測定するのか、はしっかりチェックしておきましょう。
PART3 エクササイズテクニック
第12~第14章
各エクササイズの正しいフォーム、エラー動作は、会員コンテンツの動画も利用してしっかり覚えましょう。
他のブログを拝見していると、
「普段からトレーニングしているので、レジスタンストレーニングの部分は勉強しなかった」
という記事を見かけたりしますが、普段アナタが行っているトレーニングフォームやテクニックが、NSCAで正しいモノだと解釈されているとは限りません。
必ずテキストや会員限定コンテンツの動画で正しいフォームとエラーを確認しましょう。
ここと次のPART4を完璧にできれば、合格はグッと近づきます!
第15~17章
こちらも全て重要ですが、普段トレーニングされている方でもプライオメトリックトレーニングやスピードトレーニングは、あまり見たり行ったりする機会が無いと思うので、しっかり覚えておきましょう。
テストではメチャクチャ出題されるので、レジスタンストレーニングと同様にテキストや動画でしっかり正しいフォームとエラーを確認しましょう。
PART5 特定のクライアント向けに
第18~第23章
各クライアントのプログラムデザインの項目は、しっかりチェックしておきましょう。
特に、「どんなエクササイズが禁忌になるのか」は非常に重要です。
PART6 安全性と法的問題
第24章
レジスタンストレーニングルームのガイドラインは重要なので、各項目の数字も覚えておきましょう。
機器の配置の仕方も重要です。
第25章
ここはほとんど出題されません。
チラッと目を通すだけで十分です。
問題を解く

知識に自信がある方は、「まず問題を読んでみる、または解いてみる」というのもアリだと思います。
公式問題集の解答には、「この問題で問われている内容が、テキストのどの章のどのページに記載されているのか」が書かれているので、間違えた問題は必ず確認しましょう。
ちなみに、問題集(実際のテストでも)では「NSCA-CPT」だけではなく、「NSCA-CSCS」の内容も出題されますが、CSCSのテキストを購入しなくても、ちゃんと合格できます。
復習する

問題で間違えた部分や、テキストの重要部分を自分なりにまとめ、復習しましょう。
テキストを読む→問題を解く→復習する
これを愚直に繰り返すのが、合格への近道です!
テスト本番

試験会場や日時は、事前に予約することができます。
当日は遅刻しないように気をつけましょう。
テストは1問3択の選択式で、全てパソコンで行われます。
本人確認と写真撮影の後、試験時間5分ほど前になると会場へ入場できますが、当然試験会場にはスマホや時計などの持ち物の持ち込みはできません。
使用できるのは、
- 計算問題などを解く際に使用する「消せないタイプのホワイトボード」が2枚とペン
- 消音用のヘッドホン
- お手洗いに行きたい時などのためのブザー
のみです(試験会場により異なるかもしれません)。
実際にテストを受けてみて

テスト直前に受けたパーソナルトレーナー養成学校のNSCA-CPT講座では8割~9割くらいの点が取れ、講師の方からは、
「絶対に受かりますよ!」
とのお言葉をいただいていたので、少し安心してテストに臨みました。
・・・が、正直テスト中は
「コレ・・・ヤバいかもしれないな・・・」
と思っていました。
というのも、ビデオ問題のほとんどがボクの苦手な「プライオメトリックトレーニング」と「スピードトレーニング」から出題されていたからです。
なので、事前にもっと会員限定コンテンツの動画を見ておけばよかったと思います。
また、本番の試験問題は公式問題集やメルカリの問題集よりも、難しい言葉遣いで書かれているように感じました。
加えて、テキストに乗っていない事や、CSCSの出題範囲も出題されていましたが、全問題の内15問はノンスコアード問題なので、分からない問題に関しては、ある程度割り切ってしまいましょう。
あと細かい事ですが、パソコンのフォントがアンチエイリアスの効いていないMSゴシックで見づらく、Windows2000かと思いました。
試験時間は3時間ですが、2回の見直しを含めて90分程度で終了しました。
ちなみに、ボクは行きませんでしたが、お手洗いに行っている最中にも試験時間は経過するので、事前に済ませておきましょう。
結果

結果はテスト終了後、受付でスコアレポートが渡されるので、すぐに分かります。
ボクの結果は・・・

見事合格!
112点なので点数としては余裕で合格ですが、テスト中は冷や汗をかいていました。
自信があった「2.プログラムデザイン」と「3.エクササイズテクニック」で計18点も落としてしまっています。
結果で分かるのは点数のみなので、どの問題が正解して間違っていたのかも分かりませんが、やはり自分ではプライオメトリックトレーニングとスピードトレーニングで落とした点が大きいと思います。
ともあれ、試験は結果が全て!
合格後、約2週間・・・

無事、資格認定証が届きました!
最後に

他の合格した方のブログを拝見していると、
「1日1時間1ヶ月の勉強で合格した」
「レジスタンストレーニングの部分は勉強しなかった」
「意外とカンタンだった」
という記事もありますが、それらを鵜呑みにしてはいけません。
やはり試験には独特の緊張感がありますし、本番の試験はボクが想像していたよりも1.5倍難しかったです。
でも大丈夫です!
ちゃんとテキストを読んで、問題を解いて、復習すれば、コレをご覧いただいているアナタも、絶対に合格できます!
この記事が、NSCA-CPT試験合格を目指す方の参考になれば嬉しいです!
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
NSCA-CPT資格試験対策講座
「資格があれば良いパーソナルトレーナーか」
と聞かれると、必ずしもそうではありません。
しかし、パーソナルトレーニングは「クライアントの大切な身体をお預かりし、その身体に負荷を与える」のです。
これは、非常に責任の重い事です。
そのため資格は、クライアントの身体をお預かりするに当たって、パーソナルトレーナーとして最低限クリアしておかなければならない物です。
以下のページで資格試験の対策講座を販売していますので、パーソナルトレーナーを目指す方はぜひご覧ください。

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