「トレーニング後半になると筋肉のハリが弱まって、あと1レップが押し切れない…」
日々ハードな筋トレに励んでいると、パンプ感や集中力にムラが出てしまうことは珍しくありません。
という方も多いかと思いますが、かといって何も飲まずにいるとスタミナが切れてしまい、対象筋を限界まで追い込めなくなってしまいます。
じつは、睡眠の質を低下させずにトレーニング中のパンプ感と粘り強さを引き上げたいなら、一酸化窒素(NO)の産生を促すアミノ酸の活用が効率的。
そして、そんなトレーニーの強い味方となり、血管の巡りと圧倒的なハリをサポートしてくれるサプリメントが「シトルリン&アルギニン」です。
この記事では、科学的な研究データをもとにシトルリンとアルギニンを同時摂取すべき理由や、効果を最大化する飲み方・選び方を徹底解説。
さらに、筋肉料理研究家の目線で厳選したおすすめのシトルリン・アルギニンサプリを5つピックアップしてご紹介します。
ワークアウトの質をワンランク上へと引き上げ、理想の筋肉を手に入れたいという方は必見です!
筋トレにシトルリンとアルギニンの併用をおすすめする3つの理由
と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、体内の吸収ルートと代謝の仕組みから考えると、単体で飲むよりも2つを組み合わせることで相乗効果が生まれることが分かっています。
そこでこの項目では、生化学的な視点からシトルリンとアルギニンを併用すべき3つの理由を解説します。
1.単体摂取よりも血中アルギニン濃度とNO産生が急速に高まるため

アルギニンは体内で一酸化窒素(NO)を作り出す材料となりますが、経口摂取すると小腸や肝臓にある分解酵素(アルギナーゼ)によって大部分が消費されてしまうという弱点があります。
一方、スイカなどから発見されたシトルリンは肝臓で分解されることなく素通りし、腎臓でアルギニンへと変換されて血中濃度を持続的に高めてくれる特徴を持つ成分。
さらに重要なのが、シトルリンにはアルギニンを分解してしまう酵素の働きをブロックし、アルギニンが効率よくNO産生に使われるように守る作用がある点です。
ここで、順天堂大学と協和発酵バイオ株式会社の研究グループが発表した、シトルリンとアルギニンの併用摂取が運動パフォーマンスと血中NO濃度に及ぼす影響についての研究をご紹介しましょう。
この研究では、18歳から25歳までの大学サッカー部員20名を対象に、L-シトルリン1.2gとL-アルギニン1.2gを組み合わせたサプリメントまたはプラセボを7日間摂取させ、最終日に自転車エルゴメーターによる10分間の全力ペダリングテストと採血(血中NOx濃度測定)を実施。
その結果、シトルリンとアルギニンを併用したグループは、プラセボ群と比較して運動後の血中NOx濃度の変化量およびペダリングの平均パワー出力が有意に向上し、「脚のハリ」や「全体的に楽に漕げた」という体感スコアも有意に改善したことが実証されました(※1)。
また、別の臨床研究でも、アルギニン1gとシトルリン1gを同時に摂取した方が、それぞれを単独で2g摂取するより摂取1時間後の血中アルギニン濃度が有意に高く上昇することが確認されています。
2.血流サポートにより筋肉へ酸素や栄養を届け、反復回数を伸ばすため

体内で一酸化窒素(NO)の産生が促されると、血管の平滑筋が緩んで通り道が広がり、全身の巡りがスムーズになります。
トレーニング中に血流が活発になれば、筋肉の隅々まで酸素やエネルギー源(グルコース)、さらに一緒に飲んだEAAやクレアチンなどの栄養素が素早く送り届けられることに。
実際に、複数の研究データを統合した論文でも、筋トレの40〜60分前にシトルリン等を摂取することで、ウエイトトレーニングにおける反復回数(総レップ数)が平均で6.4%有意に増加し、主観的な疲労感も軽減されることが報告されています。
つまり、シトルリンやアルギニンはセット終盤の粘り強さを引き出し、筋肥大に必要な総負荷量(ボリューム)を底上げしてくれる頼もしい存在と言えるんです。
3.運動中に発生するアンモニアの巡りを整え、翌日に疲れを残しにくくなるため

高強度の筋トレを続けると、体内ではエネルギー消費に伴って「アンモニア」が発生します。
アンモニアは筋肉や血液中に溜まるとエネルギー産生が妨げられ、急激なバテや重だるさを引き起こす原因に。
しかし、シトルリンとアルギニンは、体内でアンモニアを無害な尿素へと変換して排出を促す「オルニチン回路(尿素回路)」の中心メンバーとして働いてくれます。
従って、トレーニング中の出力維持を助けるだけでなく、ハードに追い込んだ翌朝のスッキリ感までサポートしてくれるのが大きな魅力と言えるでしょう。
これで失敗しない!シトルリン・アルギニンの賢い選び方と飲み方
シトルリンやアルギニンは特徴のあるアミノ酸だからこそ、選び方や飲み方を間違えると「苦くて飲めない」「お腹が緩くなった」といった失敗を招きがち。
そこでこの項目では、購入前に必ず押さえておきたい3つの重要ポイントを解説します。
1.計量の手間がない「2成分複合タイプ」と配合量で選ぶ

シトルリンやアルギニンは単体のパウダーとしても販売されていて、別々に買って自分で混ぜる方法もあります。
しかし、これだと毎回の計量が面倒になりがちです。
従って、手軽に最大の相乗効果を得たいなら、最初から1つのパッケージに両成分がブレンドされた「複合タイプ」を選ぶのがおすすめ。
また、成分表示をチェックする際は、1回分あたり「シトルリン800mg〜3,000mg以上」「アルギニン1,000mg〜3,000mg以上」が確保されているかを確認しましょう。
加えて、ドリンクに溶かしてガッツリ量を摂りたい方はコスパに優れたパウダー型、計量不要で外出先でもサッと飲みたい方はカプセル・粒型を選ぶと習慣化しやすくなります。
2.アルギニン特有の苦味とアルカリ性を中和する「クエン酸・風味付き」で選ぶ

初めて購入する方が最も注意すべきなのが、アルギニン原末が持つ「強いアルカリ性」と「独特の苦味・えぐみ」です。
というのも、ノンフレーバーのアルギニンはそのまま水に溶かして飲むと、特有の生臭いような風味で飲みにくいだけでなく、強いアルカリ性が胃を刺激して胸焼けや胃もたれを起こすことがあります。
この弱点をカバーしてくれるのが、酸性の成分である「クエン酸」や「リンゴ酸」が最初から配合されたフレーバー付きパウダー。
クエン酸によってアルギニンのアルカリ性が中和されるため胃腸への負担が激減し、エナジードリンクのような爽やかな酸味で美味しく飲めるようになるはずです。
3.血中濃度のピークを逆算し「筋トレの30〜60分前」に摂取する

シトルリンとアルギニンのポテンシャルを100%引き出すためのカギは、「飲むタイミング」。
経口摂取したアルギニンは約30分で血中濃度がピークに達し、シトルリンから変換されたアルギニンは約60〜90分かけて血中濃度を最大化させます。
そのため、トレーニング開始の「30分〜60分前」に水200〜300ml程度に溶かして飲んでおくことで、ちょうどメインセットに入る頃にNO産生と血流のピークをぶつけることが可能に。
ただし、一度に10gを超えるような極端な大量摂取をすると浸透圧によってお腹が緩くなる場合があるので、まずはメーカー推奨の1回量(合計2〜6g程度)から飲み始めてみましょう。
筋肉料理研究家が厳選!おすすめのシトルリン・アルギニン5選

ここからは、配合バランス、飲みやすさ、コストパフォーマンスを徹底比較し、ガチトレーニー目線で本当におすすめできるシトルリン・アルギニンサプリを5つご紹介。
それぞれの特徴やスペックを比較表にまとめましたので、ご自身のスタイルに合った1本を見つける参考にしてみてください。
| 商品名 | 特徴・こんな人におすすめ | 1回あたりの配合量・形状 | 目安価格 |
|---|---|---|---|
| VALX(バルクス) アルギニン・シトルリンパウダー |
【美味しさと配合量の決定版】 ・クエン酸配合でアルカリ性を中和し胃に優しくゴクゴク飲める ・山本義徳氏監修の黄金設計でトレ前の1杯にこだわりたい人向け | アルギニン3,000mg シトルリン800mg (粉末・240g) | 約2,480円 |
| GronG(グロング) アルギニン・シトルリンパウダー |
【500g大容量でコスパ最強】 ・1回あたりアルギニン3,000mg+シトルリン1,000mgの高配合 ・爽やかなレモン風味で約62回分使える経済性を重視する人向け | アルギニン3,000mg シトルリン1,000mg (粉末・500g) | 約3,480円 |
| VITAS(バイタス) シトルリン+アルギニン |
【ジュース感覚のエナジー風味】 ・アミノ酸特有のえぐみを完全に消した抜群の美味しさ ・炭水化物ゼロ設計で減量期のプレワークアウトにも最適 | アルギニン3,000mg シトルリン800mg (粉末・240g) | 約2,363円 |
| JAKS(ジャックス) アルギニン&シトルリン |
【1回4,200mg+亜鉛・ビタミンの全部入り】 ・1食10g中にアルギニン3,200mgとシトルリン1,000mgを凝縮 ・亜鉛やビタミン群も同時に摂って活力を底上げしたい人向け | アルギニン3,200mg シトルリン1,000mg (粉末・300g) | 約2,480円 |
| CITORUP(シトループ) シトルリン&アルギニン |
【計量不要でサッと飲めるタブレット】 ・1日6粒でシトルリン804mgとアルギニン504mgを手軽に補給 ・粉末を溶かすのが面倒な人や外出先・職場からジムへ直行する人向け | シトルリン804mg アルギニン504mg (錠剤・180粒) | 約2,480円 |
1.VALX(バルクス) アルギニン・シトルリンパウダー
「効果の高さはもちろん、毎日ジュース感覚で美味しく飲めるものがいい」という方に真っ先におすすめするのが『VALX(バルクス) アルギニン・シトルリンパウダー』です。
こちらはボディビル界のレジェンドである山本義徳氏監修のもと、1回分(8g)あたりにL-アルギニン3,000mgとL-シトルリン800mgを黄金バランスで配合。
特筆すべきはクエン酸を絶妙な比率でブレンドしている点で、アルギニン特有の強アルカリ性と苦味を見事に中和し、空腹時に飲んでも胸焼けしにくい設計を実現しています。
フレーバーもアセロラ風味、ブルーベリーカシス風味、ブラッドオレンジ風味、シトラス風味と充実しており、水200〜300mlに溶かすだけで極上のスポーツドリンクが完成。
国内工場製造の確かな品質と圧倒的な飲みやすさを兼ね備えた、NO系サプリの決定版と言えるアイテムです。
とレビューでも、アルギニンのクセを感じさせない美味しさと、トレーニング中の確かな体感に絶賛の声が集まっています。
2.GronG(グロング) アルギニン・シトルリンパウダー
「毎日のワークアウトで惜しみなく使いたいから、配合量とコスパの両方を妥協したくない」という方に最適なのが『GronG(グロング) アルギニン・シトルリンパウダー』。
こちらは1回分(8g)あたりにアルギニン3,000mgとシトルリン1,000mgという、合計4,000mgものアミノ酸を贅沢に詰め込んでいます。
さらに、500gの大容量パックが用意されているため、1袋でたっぷり約62回分も使えて1回あたりのコストは約56円と経済性も抜群。
加えて、余計なカフェインやクレアチンなどを混ぜず2成分とクエン酸に絞ったシンプル設計なので、自作のイントラドリンクへ追加する用途にもぴったりです。
爽やかなレモン風味やグリーンアップル風味で後味もすっきりしており、長期的なバルクアップや減量を支えてくれる高コスパモデルです。
とレビューでも、60回以上使える圧倒的なコストパフォーマンスと、他のドリンクとも合わせやすい爽やかな風味が高く評価されています。
3.VITAS(バイタス) シトルリン+アルギニン エナジー風味
サプリメントの「味の完成度」に徹底的にこだわるトレーニーから熱い支持を受けているのが『VITAS(バイタス) シトルリン+アルギニン エナジー風味』です。
こちらは1袋(240g)の中にL-アルギニン90,000mgとL-シトルリン24,000mgを凝縮し、1回8gあたりアルギニン3,000mg+シトルリン800mgをしっかり摂取可能。
その最大の特徴は、市販のエナジードリンクを彷彿とさせるパンチのある美味しさで、トレーニング前の気合いを入れるスイッチとして最高の飲み心地を提供してくれます。
これだけ濃厚で美味しい味わいでありながら、1回あたりの脂質は0g・炭水化物も0gというストイックな栄養成分を実現。
厳しいカロリー制限や糖質制限を行っている減量末期でも、罪悪感ゼロでエナジーチャージができる優秀なパウダーです。
とレビューでも、糖質・脂質ゼロとは思えないエナジー風味の完成度と、減量中でも安心して飲めるスペックが支持されています。
4.JAKS(ジャックス) アルギニン&シトルリン エナジードリンク風味
「シトルリンとアルギニンだけでなく、コンディションを支える亜鉛やビタミン類まで1杯でまとめて摂りたい」という欲張り派にぴったりなのが『JAKS アルギニン&シトルリン エナジードリンク風味』。
こちらは1袋300gの大容量ボトルに、アルギニン96,000mgとシトルリン30,000mgという業界トップクラスの配合量を詰め込んでいます。
1回分(10g)あたりアルギニン3,200mg+シトルリン1,000mgが摂れるうえ、トレーニーに嬉しい亜鉛や11種類のビタミン群、クエン酸まで一括配合。
また、国内のGMP認定工場で製造された安心品質でありながら、30回分で2,480円前後という抜群のコストパフォーマンスを誇ります。
トレーニング前のパンプサポートとしてはもちろん、ハードワークが続くビジネスパーソンの朝の活力チャージとしても頼りになるオールインワン型パウダーです。
とレビューでも、1回4,200mgを超える圧倒的なアミノ酸量と、亜鉛やビタミンまで網羅した総合力の高さに多くの支持が集まっています。
5.CITORUP(シトループ) シトルリン&アルギニン
「毎回シェイカーで粉を溶かすのが面倒」「仕事帰りにオフィスや移動中でサッと飲んでからジムへ向かいたい」という方にうってつけなのが『CITORUP(シトループ) シトルリン&アルギニン』です。
こちらは計量やシェイクが一切不要なタブレット(粒)タイプでありながら、1日目安(6粒)あたりにL-シトルリン804mgとL-アルギニン504mgをバランスよく配合。
主役であるシトルリンをしっかり800mg以上確保しつつ、相乗効果を引き出すアルギニンを組み合わせた堅実な設計が光ります。
さらに、水と一緒にゴクッと飲み込むだけなので、パウダー特有の酸味や甘味料の味が苦手な方でも無味無臭感覚で手軽に継続可能。
トレーニング前だけでなく、起床時や就寝前など1日数回に小分けにして血中アミノ酸レベルをキープしたい方にも最適なタブレットです。
とレビューでも、シェイカー不要でどこでも飲める携帯性の良さと、シトルリン主体の堅実な成分バランスが好評です。
シトルリン&アルギニンを味方につけて、過去最高のパンプ感を体感しよう!

トレーニングの成果を最大化させるためには、筋肉を動かすエネルギーだけでなく、栄養と酸素を送り届ける「巡りのルート」を広げておくことが極めて重要。
シトルリンとアルギニンをワークアウト前の習慣に取り入れれば、カフェインに頼ることなく、1セット目から最終セットまでパンパンに張る充実したトレーニングを実現できるはずです。
最後に、失敗しないシトルリン・アルギニン選びと活用の重要ポイントを振り返っておきましょう。
- シトルリンとアルギニンを同時摂取することで、単体よりも血中アルギニン濃度とNO産生が相乗的に高まる。
- 血流サポートによって栄養供給とアンモニア処理が促され、反復回数の維持と翌日のスッキリ感に繋がる。
- アルギニン特有の苦味と胃への刺激を防ぐため、クエン酸配合のフレーバー付きパウダーを選ぶのが鉄則。
- 血中濃度のピークを運動中に合わせるため、トレーニング開始の30〜60分前に摂取する。
- 美味しさ重視なら『VALX』や『VITAS』、大容量コスパなら『GronG』、手軽な粒なら『CITORUP』が最適。
1回あたりわずか数十円のプレワークアウト習慣が、あなたの扱う重量と鏡に映る筋肉の張りを劇的に変えてくれます。
ぜひ、あなたにぴったりのシトルリン&アルギニンを手に入れて、限界を突破する最高のパンプ感をジムで体感してください!
ちなみに以下の記事では、胃もたれせずに素早く吸収される「最強イントラドリンクの作り方と黄金比」を科学的な視点から徹底解説。
シトルリン・アルギニンと組み合わせて運動中の筋分解をゼロに抑えたい方は、ぜひ合わせてチェックしてみてください!
※商品情報や価格は、すべて記事執筆時点のものです。
参考文献・引用論文
1.Suzuki, I., Sakuraba, K., Horiike, T., Kishi, T., Yabe, J., Suzuki, T., Morita, M., Nishimura, A., & Suzuki, Y. (2019). A combination of oral L-citrulline and L-arginine improved 10-min full-power cycling test performance in male collegiate soccer players: a randomized, double-blind, placebo-controlled crossover trial. European Journal of Applied Physiology, 119(5), 1075-1084. https://doi.org/10.1007/s00421-019-04097-7









