今でこそ筋肉料理研究家を名乗り、毎日筋トレをしてヘルシーな料理を作って食べているボク。
しかし、以前は毎晩のように精神安定剤をボリボリ食べながらストロングチューハイを5~6本飲み、遂には2リットルのウイスキーをラッパ飲みしてぶっ倒れ、精神病院に2回も入院させられるという、ガチのアル中でした。
ところが、ボディメイクコンテストの出場を目指すようになった瞬間
とスイッチが入り、それ以来パッタリとお酒を辞めることに成功しました。
結論から言うと、ボクはお酒を辞めてから人生が好転し、いろいろなメリットを実感しています。
恐らく、あなたもこの記事を読んでいるということは多かれ少なかれ
と考えているはず。
そこでこの記事では、ガチのアル中だったボクが、個人的に実感している禁酒のメリットを7つご紹介。
などと押し付けるつもりはないので、「こういうケースもあるのか」と肩の力を抜いてご覧ください。
この記事はこんな方におすすめ
- 禁酒を考えている
- お酒好きだけど最近お腹周りが気になる
- 飲んだ翌日は仕事でミスすることが多い
- お酒代がバカにならず毎月カツカツ
- 寝酒をするも眠りが浅い
- イヤなことがあるとお酒が飲みたくなる
- 生え際が気になる
- 酔ってSNSでやらかしたことがある
元ガチのアル中だったボクが実感している禁酒のメリット7つ
1.痩せやすくなる
「アルコール=エンプティカロリー」という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、アルコールは1gあたり7kcalと、ちゃんとカロリーがあります(タンパク質・脂質・炭水化物はそれぞれ1gあたり4kcal、9kcl、4kcal)。
つまり、このエンプティカロリーというのは「カロリーがない」ということではなく、「栄養素が含まれていない」という意味なのです。
しかも、基本的にアルコールは人間の体にとっては「毒」なので、分解するためにはかなりのパワーが必要になります。
アルコールの代謝には肝臓が働くことになりますが、アルコールを代謝している間は他の栄養素の代謝にパワーを使えないため、あまった栄養素は脂肪として蓄えられることになります。
つまり、禁酒すればその分他の栄養素の分解がスムーズにできるようになって代謝もアップし、自然と痩せやすい体になることができるのです。
2.節約できる
ボクはほとんどが家飲みでしたが、それでも毎日飲んでいたのでお酒代がバカになりませんでした。
仮にストロングチューハイを1本130円だとして、1日3本(もっと飲んでいましたが)を毎日飲むと考えると、130円×3本×30日=11,700円なので…
また、これはお酒好きの方なら一度くらいやってしまった経験があると思いますが、「酔った状態でネットショッピングをし、いらない物を購入してしまって後で後悔する」ということもよくありました。
しかし、お酒を飲まなくなってからはそれもなくなって無駄遣いが減り、代わりにプロテインやサプリメントを購入するようになりました。
3.寝つきが良くなる
ボクはお酒を飲んでいるときは寝つきが悪く、加えて眠りが浅かったため、寝坊することも多くありました。
寝酒をすると眠りやすいように感じますが、じつは寝ている間もアルコールを分解するために内臓はフル稼働しているので、体はまったく休むことができません。
そのため、いくら睡眠時間を確保できていても体は回復できず、疲れも引きずったまま翌日を迎えることに…
しかし、お酒を辞めてからは睡眠の質が安定して夜もぐっすり眠れるようになり、今では毎朝3時前に起きて4時すぎからジムでトレーニングするように。
何もボクのように毎日早朝から体を鍛える必要はありませんし、たまには晩酌を楽しむ日があってもいいとは思いますが、人間は人生の1/3ほどを眠って過ごします。
つまり、睡眠の質は人生の質を左右する大切な要素。
ぐっすり眠って今よりも1時間早く起き、勉強や家事に時間を使えるようになると、いろいろな事が好転し始めますよ。
4.頭が冴える
ボクはお酒を飲んでいるときは集中力を欠くことが多く、仕事や私生活でも小さなミスを重ねていました。
しかし、前述の通りお酒を辞めたことで睡眠の質が安定し、日中の集中力が高まって仕事の効率もアップ。
また、「ボーッ」としている時間が減ったおかげで、勉強や読書をしていても内容がスッと頭に入ってくるようになり、記憶力まで良くなりました。
さらに、頭がクリアなおかげで常に冷静でいられるようになり、イライラすることも減ってメンタルも安定。
結果、周りの人とのコミュニケーションも円滑になるなど、さまざまなプラスの循環が生まれました。
5.ポジティブになれる
イヤな事があると、お酒に逃げたくなるときがあると思います。以前のボクもそうでした。
ところが、お酒を飲んで酔っ払っているときはイヤな事を忘れられても、酔いが覚めれば…何も変わっていない現実が待ち構えています。
そのため
現実に直面しネガティブな気持ちに拍車がかかる→そのネガティブな気持ちを紛らわすためにお酒を飲む→結局現実は変わっていないのでさらにネガティブに→そのネガティブな気持ちを…
と、嫌なことを忘れるためにお酒に逃げてしまうと負のループから抜け出せずに、最終的に体を壊すことになります。
ちなみに、ボクの父はまさにこれで、体を壊して心不全になってしまい、四十代半ばでこの世を去りました。
そんな経験もあり、ボクは嫌なことがあってお酒に手が伸びそうなときほどグッと堪えてジムに行き、体を鍛えて汗をかくようにしました。
もちろん、ボクのように筋トレじゃなくてもいいので、お酒以外の「逃げられる」ものを見つけられると、少しずつイヤなことにも向きあえるようになってメンタルも上向きになれますよ。
6.髪の毛が増える
写真は残っている中で最もひどかったときの1枚ですが、ご覧の通り、ボクはお酒を飲んでいるときはハゲかけていました。
しかし、お酒を辞めてからは代謝がよくなって、頭皮にも栄養が行き届くようになったおかげか髪の毛が増え、今では美容院に行くと美容師さんに
と驚かれるほどに。
もちろんこれは、お酒を辞めただけでなく食生活の改善や、生活習慣を見直したおかげで睡眠の質が向上しストレスが減ったりなど、いろいろな要因が重なってのことだとは思います。
また、薄毛の原因は遺伝やホルモンバランスなど多岐にわたるので、禁酒してすぐにどうこうなる訳ではありませんし、髪の毛が増える保証もありません。
しかし、「最近生え際が気になる…」という方は解決のための第一歩として、禁酒をしてみることをおすすめします。
7.SNSでやらかさなくなる
「酔っ払ってSNSに変な投稿をしてしまい、翌朝気付いて慌てて削除」
こちらもお酒好きの方は、一度や二度くらい経験があるのではないでしょうか。
かくいうボクも、勢いで変な投稿をしてしまったり、メッセージを送ってしまったことが何度かあります。
しかし、SNSが実生活にも大きな影響力を持つようになった今の時代、冷静な判断ができなくなった状態であれこれ投稿してしまうのは、非常にリスクが大きいです。
最悪人生を棒に振ることになるので、禁酒してもしなくても、酔っ払った状態でSNSに触るのは避けましょう。
まとめ
ここまで、元ガチのアル中だったボクが実感している「禁酒のメリット7つ」をご紹介してきました。
こういう話をすると
と、おっしゃる方もいらっしゃいます。
もちろん、ボクも以前はお酒が好きだったので、辞めた今でも「お酒を飲むこと」自体を否定するつもりはありませんし、禁酒を強要するつもりもありません。
しかし、今では
と思えるようになりました。
シラフで人生が楽しめるなら、それが一番いいに決まっています。
ぜひ紹介したメリットに1つでも共感できるものがあるなら、ゆる~くでも良いので、禁酒を始めてみてください!