元ガチのアル中が語る!禁酒のメリット7つ

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元ガチのアル中が語る!禁酒のメリット7つ
筋肉料理研究家Ryota
こんにちは、筋肉料理研究家Ryotaです!

今でこそ筋肉料理研究家を名乗り、毎日筋トレをしてヘルシーな料理を作って食べているボク。

しかし、以前は毎晩のように精神安定剤をボリボリ食べながらストロングチューハイを5~6本飲み、遂には2リットルのウイスキーをラッパ飲みしてぶっ倒れ、精神病院に2回も入院させられるという、ガチのアル中でした。

山積みのストロングゼロ
これくらいで済めばいい方…。

ところが、ダイエットに成功してボディメイクコンテストの出場を目指すようになった瞬間

筋肉料理研究家Ryota
もうボクの人生には…筋肉に悪いものはいらない!

とカチッとスイッチが入り(実際に頭の中で音が鳴りました)、それ以来パッタリとお酒を辞めることに成功しました。

結論から言えば、ボクはお酒を辞めてから人生が好転し、いろいろなメリットを実感しています。

恐らく、あなたもこの記事を読んでいるということは多かれ少なかれ

禁酒してみようかな…
ダンベルでトレーニングする男性

と考えているはず。

そこでこの記事では、ガチのアル中だったボクが個人的に実感している禁酒のメリットを、エビデンスを交えながら7つご紹介。

筋肉料理研究家Ryota
今すぐ禁酒しろ!

などと押し付けるつもりはないので、「こういうケースもあるのか」と肩の力を抜いてご覧ください。

この記事はこんな方におすすめ

  • 禁酒を考えている
  • お酒好きだけど最近お腹周りが気になる
  • 飲んだ翌日は仕事でミスすることが多い
  • お酒代がバカにならず毎月カツカツ
  • 寝酒をするも眠りが浅い
  • イヤなことがあるとお酒が飲みたくなる
  • 生え際が気になる
  • 酔ってSNSでやらかしたことがある

元ガチのアル中だったボクが実感している禁酒のメリット7つ

1.痩せやすくなる

デニムを履いた女性のウエスト
しっかりしたデニム生地

アルコール=エンプティカロリー」という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、アルコールは1gあたり7kcalと、ちゃんとカロリーがあります(タンパク質・脂質・炭水化物はそれぞれ1gあたり4kcal、9kcl、4kcal)。

つまり、このエンプティカロリーというのは「カロリーがない」ということではなく、「栄養素が含まれていない」という意味。

しかも、基本的にアルコールは人間の体にとっては「毒」なので、分解するためにはかなりのパワーが必要になります。

脂肪が乗ったお腹
あまったエネルギーは行き場を失い…

アルコールの代謝には肝臓が働くことになりますが、アルコールを代謝している間は他の栄養素の代謝にパワーを使えないため、余った栄養素は脂肪として蓄えられることになります。

実際に研究でも、アルコールを摂取すると脂肪燃焼が抑制され、体脂肪が蓄積されやすくなるということが分かっています。(※1)

つまり、禁酒すればその分他の栄養素の分解がスムーズにできるようになって代謝もアップし、自然と痩せやすい体になることができるのです。

筋肉料理研究家Ryota
もちろん、適度な運動と健康的な食生活もセットです!

2.節約できる

金欠の女性
これじゃプロテイン買えない…

ボクはほとんどが家飲みでしたが、それでも毎日飲んでいたのでお酒代がバカになりませんでした。

仮にストロングチューハイを1本130円だとして、1日3本(もっと飲んでいましたが)を毎日飲むと考えると、130円×3本×30日=11,700円なので…

筋肉料理研究家Ryota
1年で140,400円!!

また、これはお酒好きの方なら一度くらいやってしまった経験があると思いますが、「酔った状態でネットショッピングをし、いらない物を購入してしまって後で後悔する」ということもよくありました。

ちなみに、研究によれば低・中所得国においては、「アルコールへの支出が他の家庭支出を圧迫し、貧困を助長する」ことが指摘されています。(※2)

また、過度の飲酒は労働生産性の低下を引き起こして所得低下を招いたり、健康問題につながることから医療費を増加させてしまう可能性も。(※3、4)

実際にボクはお酒を飲まなくなってからはお酒代そのものだけでなく無駄遣いが減り、病院に通うこともほとんどなくなりました。

結果的に金銭的な余裕も増え、大きな節約効果を感じています。

3.寝つきが良くなる

熟睡する猫
今度のセールであのプロテインを買うにゃ…

ボクはお酒を飲んでいるときは寝つきが悪いだけでなく、寝坊することも多くありました。

この記事をご覧の方の中にも寝る前の一杯、いわゆる「寝酒」がクセになっているという方もいらっしゃるかもしれません。

寝酒をすると眠りやすいように感じますが、じつは寝ている間もアルコールを分解するために内臓はフル稼働しているので、体はまったく休むことができません

また、アルコールには利尿作用があるため、夜間にトイレに行く回数が増えて中途覚醒が生じやすくなる可能性も。

加えて、寝酒が習慣化させると少しの量では眠れなくなり、飲酒量が増加してアルコール依存症のリスクを高める要因にもなります。

そのため、飲酒習慣があると睡眠時間を確保できていても深い眠りにつくことができず、疲れを引きずったまま翌日を迎えることに。

ボクはお酒を辞めてからは睡眠の質が安定して夜もぐっすり眠れるようになり、今では毎朝3時前に起きて朝からジムでトレーニングするように。

朝日
今ではすっかり朝活勢に。

何もボクのように毎日早朝から体を鍛える必要はありませんし、たまには晩酌を楽しむ日があってもいいとは思います。

しかし、人間は人生の1/3ほどを眠って過ごすので、、睡眠の質は人生の質を左右する大切な要素と言っても過言ではありません

ぐっすり眠って今よりも1時間早く起き、勉強や家事に時間を使えるようになると、いろいろな事が好転し始めますよ。

筋肉料理研究家Ryota
早起きは三文どころじゃないくらいに徳です!

4.頭が冴える

脳のイメージ
オレの脳に情報が流れ込んでくるッ…!

ボクはお酒を飲んでいるときは集中力を欠くことが多く、仕事や私生活でも小さなミスを重ねていました。

筋肉料理研究家Ryota
特にボクの場合、飲む量も多かったですしね…

しかし、前述の通りお酒を辞めたことで睡眠の質が安定し、日中の集中力が高まって仕事の効率もアップ。

また、「ボーッ」としている時間が減ったおかげで、勉強や読書をしていても内容がスッと頭に入ってくるようになり、記憶力まで良くなりました。

さらに、頭がクリアなおかげで常に冷静でいられるようになり、イライラすることも減ってメンタルも安定。

結果、周りの人とのコミュニケーションも円滑になるなど、さまざまなプラスの循環が生まれました。

実際に東北大学の研究によると、アルコールを摂取すると注意力や集中力が必要な課題においてのパフォーマンスが大きく低下することが判明。(※5)

その他、アルコールが集中力や認知機能に悪影響を与えることは、多くの研究で明らかにされています。

従って、仕事や学業で高い集中力を求められる場合、または発揮したい場合は、お酒は控えておいた方が良さそうです。

5.ポジティブになれる

ガッツポーズする女性
アームカールはこう!

イヤな事があると、お酒に逃げたくなるときがあると思います。以前のボクもそうでした。

ところが、お酒を飲んで酔っ払っているときはイヤな事を忘れられても、酔いが覚めれば…何も変わっていない現実が待ち構えています

そのため

現実に直面しネガティブな気持ちに拍車がかかる→そのネガティブな気持ちを紛らわすためにお酒を飲む→結局現実は変わっていないのでさらにネガティブに→そのネガティブな気持ちを…

悩む男性
必ず負のループに。

と、嫌なことを忘れるためにお酒に逃げてしまうと負のループから抜け出せずに、最終的に体を壊すことになります。

実際に南デンマーク大学の18,000人以上を対象にした最大26年間にも渡る大規模な研究では、男性においては過度なアルコールの摂取は不安障害のリスクを高める可能性があると示されています。(※6)

また、オーストラリアの大学生を対象とした研究では、飲酒量が多い学生は心理的苦痛を抱える可能性が、飲酒していない学生に比べ1.2倍ほど高いというデータも。(※7)

ちなみに、アルコールは体内で「アセトアルデヒド」という毒性物質に分解されますが、日本人はアセドアルデヒドを分解する酵素が弱いと言われています。

そのため、西洋人に比べてアルコールの悪影響が出やすい可能性も。

ちなみに、ボクの父は先ほど紹介した負のループにはまって体を壊し、最終的には心不全になってしまい40代半ばでこの世を去りました。

そんな経験もあり、ボクは嫌なことがあってお酒に手が伸びそうなときほどグッと堪えてジムに行き、体を鍛えて汗をかくようにしました。

もちろん、ボクのように筋トレじゃなくても構いません。

何かお酒以外に「逃げられる」ものや場所を見つけられると、少しずつイヤなことにも向きあえるようになってメンタルも上向きになれますよ。

筋肉料理研究家Ryota
個人的には読書もおすすめです!

6.髪の毛が増える

ボクのビフォー
ボクのビフォー

写真は残っている中で最もひどかったときの1枚ですが、ご覧の通り、ボクはお酒を飲んでいるときはハゲかけていました。

しかし、お酒を辞めてからは代謝がよくなって、頭皮にも栄養が行き届くようになったおかげか髪の毛が増え、今では美容院に行くと美容師さんに

お客さま毛量多いですね

と驚かれるほどに。

ヘアカット
今では美容院に行くのも楽しいです。

もちろんこれは、お酒を辞めただけでなく食生活の改善や、生活習慣を見直したおかげで睡眠の質が向上しストレスが減ったりなど、いろいろな要因が重なってのことだとは思います。

また、薄毛の原因は遺伝やホルモンバランスなど多岐にわたるので、禁酒してすぐにどうこうなる訳ではありませんし、髪の毛が増える保証もありません。

しかし、先ほども紹介した通り、アルコールは分解に多くのエネルギーを必要とするため、過度に摂取するとその他の栄養素の吸収を妨げてしまう可能性も。

実際にアメリカのオンライン医療ニュースサイトでは、過度のアルコール摂取はタンパク質や亜鉛といった髪の健康に重要な働きを持つ栄養素の吸収を阻害し、結果として脱毛や薄毛を招いてしまう可能性があると述べられています。(※8)

また、アルコールの過剰摂取はホルモンバランスの乱れを引き起こし、髪の毛の成長サイクルに悪影響を与える可能性も。(※9)

そのため、「最近生え際が気になる…」という方は解決のための第一歩として、禁酒を試してみるのも良いかもしれません。

7.SNSでやらかさなくなる

スマホを眺める女性
こいつはブロック…

酔っ払ってSNSに変な投稿をしてしまい、翌朝気付いて慌てて削除

こちらもお酒好きの方は、一度や二度くらい経験があるのではないでしょうか。

かくいうボクも、勢いで変な投稿をしてしまったり、メッセージを送ってしまったことが何度かあります。

実際にブリュッセル自由大学による研究でも、酩酊状態では意思決定能力が低下してしまう可能性があると示されています。(※10)

また、別の研究では酒によった状態では道徳的判断力が変化してしまうというデータも。(※11)

SNSが実生活にも大きな影響力を持つようになった今の時代、冷静な判断ができなくなった状態であれこれ投稿したり反応してしまうのは、非常にリスクが大きいです。

最悪の場合、人生を棒に振ることになるので、禁酒してもしなくても酔っ払った状態でSNSを利用するのは避けておきましょう。

まとめ

朝日
すっきり清々しい

ここまで、元ガチのアル中だったボクが実感している「禁酒のメリット7つ」をご紹介してきました。

こういう話をすると

お酒を飲まないなんて、人生損してる

と、おっしゃる方もいらっしゃいます。

もちろん、ボクも以前はお酒が好きだったので、辞めた今でも「お酒を飲むこと」自体を否定するつもりはありませんし、禁酒を強要するつもりもありません。

しかし、今では

自分の人生の大切な時間を、酔っ払った状態でいることの方が損してる
筋肉料理研究家Ryota

と思えるようになりました。

シラフで人生が楽しめるなら、それが一番いいに決まっています。

ぜひ紹介したメリットに1つでも共感できるものがあるなら、ゆる~くでも良いので、禁酒を始めてみてください!

参考論文

1.De novo lipogenesis, lipid kinetics, and whole-body lipid balances in humans after acute alcohol consumption
2.Seven Connections: Alcohol Causes Poverty
3.Where you live may impact how much you drink
4.Addressing alcohol consumption and socioeconomic inequalities: how a health promotion approach can help
5.Relationship Between Effects of Alcohol on Psychomotor Performances and Blood Alcohol Concentrations
6.Alcohol consumption and later risk of hospitalization with psychiatric disorders: prospective cohort study
7.The association between levels of alcohol consumption and mental health problems and academic performance among young university students
8.Alcohol and Hair Loss: What You Need to Know
9.Is there a relationship between alcohol consumption and hair loss?
10.Impaired decision-making under risk in individuals with alcohol dependence
11.Acute effects of alcohol on social and personal decision making

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