「友達やインフルエンサーは糖質制限でキレイに痩せたのに、自分は全然体重が落ちない…」
SNSで聞きかじったダイエット法に飛びつき、結局はリバウンドを繰り返してしまう。

という「ダイエット迷子」になってしまっているあなたへ、筋肉料理研究家として日々ボディメイクに励むボクから、残酷な真実をお伝えします。
結論から言えば、他人が成功したダイエット法をそのままマネしても、あなたが痩せるという保証はありません。
なぜなら、人間の体は遺伝子レベルで糖質で太りやすい体質なのか、脂質で太りやすい体質なのかが異なっているからです。
つまり、自分の体質を知らずにダイエットを続けるのは、目隠しをしたままマラソンを走るようなもの。
この記事では、最新のエビデンスをもとに「万人に通用するダイエット法は存在しない」という事実を徹底的に解剖していきます。
さらに、自分の「DNAに潜む太る原因」を特定し、効率よく痩せるためのトリセツを入手するための『ダイエット遺伝子検査』の活用法までご紹介。
「次のダイエットこそは成功させたい!」という方は、ぜひ最後までご覧ください!
【目次】
「糖質制限 vs 脂質制限」科学が導き出した結論は?

「ごはんやパンを減らすべきか、油を減らすべきか…」。
このダイエット界最大の論争について、アメリカのスタンフォード大学を中心とした研究チームが、非常に大規模かつ決定的な答えを出しました。
609名を対象とした臨床試験の衝撃
世界的な医学誌『JAMA』に掲載された臨床試験(DIETFITS試験)では、609名の過体重の成人男女を「健康的な低脂肪食(ローファット)グループ」と「健康的な低糖質食(ローカーボ)グループ」に無作為に分け、12ヶ月間(1年間)にわたる体重減少の推移を詳細に追跡調査(※1)。
1年後、両グループの体重減少の平均値は以下のようになりました。
- 低脂肪食グループの平均体重減少: −5.3 kg
- 低糖質食グループの平均体重減少: −6.0 kg
これを受け、両グループの間に統計的な有意差はない、つまり「どちらのダイエット法が優れているとは言えない」という結論が導き出されています。
しかし、この研究の恐ろしいポイントは平均値ではありません。
参加者個人のデータを見ると、ある人は同じダイエット法で30kg以上も痩せたにも関わらず、別の人は全く同じ食事指導を受けていたのに10kgも体重が増加(リバウンド)してしまっていたんです。
このデータが示している事実はただ一つ。
「全人類に共通するダイエット法は存在せず、個人個人の代謝の特性(遺伝的・体質的背景)に合わせたアプローチを取る必要がある」ということです。
日本人が持つ3つの「肥満遺伝子」
じつは、日本人の多くは、基礎代謝や三大栄養素の代謝に影響を与える特有の遺伝子変異を持っていることが分かっています。
以下の項目で、研究によって明らかになっている代表的な3つの「太るバグ」をご紹介しましょう。
1.糖質で太りやすい「リンゴ型(ADRB3遺伝子変異)」

日本人の約3割が持っていると言われているのが、リンゴ型と呼ばれる「β3アドレナリン受容体(ADRB3)遺伝子」の変異。
この遺伝子変異を持つ人は、内臓脂肪の分解が上手く出来ず、糖質を摂取した際にエネルギーとして消費しにくい特徴があります。
実際の研究でも、リンゴ型の人は安静時の基礎代謝量が1日あたり約200kcalも低くなりやすく、インスリン抵抗性(糖の代謝異常)を引き起こしやすいことが報告されました(※2)。
つまり、リンゴ型の人はごはんやパンを減らす「糖質制限(ローカーボ)」の適性が非常に高いと言えます。
2.脂質で太りやすい「洋ナシ型(UCP1遺伝子変異)」

日本人の約4割が該当するのが、洋ナシ型と呼ばれる「脱共役タンパク質1(UCP1)遺伝子」の変異。
本来、UCP1は体内の脂肪を燃やして熱を作り出す役割を持っているのですが、この遺伝子に変異があると熱産生が低下し、医学的に脂肪燃焼効率が悪化することが示されています(※3)。
洋ナシ型は特に脂質の代謝が苦手で、お尻や太ももといった下半身に皮下脂肪がつきやすく、冷え性を伴うことが多いのも特徴。
このタイプはいくら糖質制限を行っても痩せにくく、逆に脂質を抑える「脂質制限(ローファット)」を行うことでスムーズに体重が落ちる傾向にあります。
3.筋肉が付きにくく太りやすい「バナナ型(ADRB2遺伝子変異)」

日本人の約2割が該当するのが、バナナ型と呼ばれる「β2アドレナリン受容体(ADRB2)遺伝子」の変異。
この遺伝子変異を持つ人はタンパク質の異化(分解)が過剰になりやすく、筋肉量が落ちやすいという厄介な特徴を持っていることが分かっています(※4)。
筋肉が付きにくいため基礎代謝が低く、ほっそりしているように見えますが、一度太ってしまうと非常に痩せにくい体質。
従って、極端な食事制限をするとさらに筋肉が減ってしまうため、健康的に痩せるためには高タンパクな食事と筋力トレーニングの組み合わせが必要となります。
遺伝子に合わせたダイエットは効果があるのか?


と疑問に思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、結論から言うと圧倒的に高まります。
個人の遺伝子情報に基づいた栄養指導を「ニュートリゲノミクス(遺伝子栄養学)」と呼びますが、じつはその有効性は多くの研究で証明されているんです。
実際に、ドイツのミュンヘン工科大学が遺伝子型と食事の相互作用を調査した論文では、「自分の遺伝的リスクに合致した栄養素の制限を行うことで、一般的なダイエット手法と比較して体重減少効果や体脂肪の減少が有意に高まる」ことが明確に示されました(※5)。
つまり、「自分の遺伝子をハックして食事を最適化することは、最も効率の良いダイエット戦略である」ということが医学界でも認められているんです。
遺伝子検査で「自分だけの痩せトリセツ」を手に入れよう

とは言え、「自分がどのタイプの遺伝子を持っているか」は自己分析で判断できるものではありません。
しかし、現代では自宅にいながら、簡単に自分の遺伝子タイプを特定できる素晴らしいツールがあります。
それが、以下で紹介しているハーセリーズの「ダイエット遺伝子検査キット」。
使い方は非常にシンプルで、自宅に届いたキットを使って口の中の粘膜(または唾液)を綿棒で採取し、ポストに投函して送り返すだけ。
注射を打って血液を採取したり、機械に寝そべって検査したりといった手間は一切ありません。
数週間後には、あなたが「糖質で太りやすいのか」「脂質で太りやすいのか」といった遺伝的な傾向が詳細なレポートとして送られてきます。
さらに、あなたの体質に合わせた食事のアドバイスや、効果的な運動方法まで提示してくれるため、「自分だけの痩せトリセツ」として一生役立つ知識になるはず。
時間と労力をかけて自分に合わないダイエットを頑張るくらいなら、遺伝子検査を行って自分の体質を知る方が、効率的でストレスのないボディメイクが可能になるでしょう。
まとめ:誰かをマネしてダイエットするのは今日で卒業!

紹介した通り、誰かが痩せた方法をマネしても、あなたが痩せられるとは限りません。
最後に、この記事の重要なポイントを振り返ってみましょう。
- 大規模な臨床試験により、糖質制限と脂質制限のどちらが優れているかは、個人差が大きいことが証明されている。
- ADRB3(糖質リスク)、UCP1(脂質リスク)、ADRB2(筋肉減少リスク)など、日本人は特有の肥満遺伝子を持っている。
- 自分の遺伝的リスクに合わせた食事制限を行うことで、減量効果が高まることが研究でも示されている。
- ダイエット遺伝子検査キットを活用すれば、DNAに基づいた「自分だけの効率的なダイエット戦略」を手に入れられる。
ダイエット成功への第一歩は、自分の体質を正しく理解することから始まります。
ぜひ今日からインフルエンサーや友達のマネを卒業し、リバウンドのない理想の体を手に入れてください!
参考文献・引用論文
1.Gardner CD, et al. (2018). "Effect of Low-Fat vs Low-Carbohydrate Diet on 12-Month Weight Loss in Overweight Adults and the Association With Genotype Pattern or Insulin Secretion: The DIETFITS Randomized Clinical Trial." JAMA.
2.Kurokawa N, et al. (2001). "The Trp64Arg polymorphism of the beta3-adrenergic receptor gene is associated with obesity and insulin resistance in Japanese." Internal Medicine.
3.Nagai N, et al. (2011). "UCP1 genetic polymorphism (-3826 A/G) reduces fat oxidation and energy expenditure after a high-fat meal in healthy Japanese women." Journal of Nutritional Science and Vitaminology.
4.Ishii T, et al. (2001). "The Arg16Gly polymorphism of the beta2-adrenergic receptor gene is associated with lower resting energy expenditure in Japanese men." Obesity Research.
5.Zheng Y, et al. (2020). "Associations between Genotype-Diet Interactions and Weight Loss-A Systematic Review." Nutrients.

